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Exchange Online プラン 1 と Exchange Online プラン 2 の違いについて

2018/03/30

Office 365 でメールを利用するためには Exchange Online のサービスが必要なこと、Exchange Online には 2 種類のプランがあることを説明しました。今回 2 種類のプランの違いについて簡単に解説してみたいと思います。

Exchange Online プラン 1 と Exchange Online プラン 2 の違い

Exchange Online プラン 2 は、Exchange Online プラン 1 の全ての機能に加えて、幾つかの追加機能が利用可能になっています。2016 年 7 月現在、Microsoft 社のプラン比較表では下記機能が Exchange Online プラン 2 の追加機能といます。つまりこれらの機能の利用可否のみが Exchange Online プラン 1 と Exchange Online プラン 2 の違いになります。

  • インプレースホールド (≒ 訴訟ホールド)
  • 無制限の保存スペース
  • ホスト型ボイスメール
  • データ損失防止(DLP)

Microsoft 社のプラン比較表の見出しで上記単語に加えて、各機能の簡単な説明分が記載されてます。が、あまりに説明分簡単すぎるだろと。各機能を掘り下げて説明したらそれこそ何ページも必要なのは間違いないですがもう少しユーザーシナリオに沿った説明があってはいいのでは??ということで以下に各機能のごとの補足です。これでも足りないかもですが…

インプレースホールド (≒訴訟ホールド)

ユーザーが編集したり、完全に削除したアイテムのような、一般ユーザーからは見えない状態になっているアイテムをシステムがいつまでも保持します。管理者は必要に応じて保持しているアイテムを取り出せます。という機能になります。保持対象としたいアイテムの指定も、例えば、特定キーワードを含むアイテムを保持したい、特定の受信者、送信者という条件でアイテムを保持したい、特定ユーザーのすべてのアイテムを保持したいなど様々な指定が可能です。保持期間についても特定期間から、無制限まで指定できます。どんな目的で使うのか?っていう点については利用者のポリシー次第というのが正解になると思いますが、例えば第三者機関に過去何年分すべてのアイテムの開示が義務付けられているための情報保持とか、有事の際(情報漏洩や訴訟)に備えた情報保全、ユーザーの監視などが挙げられます。これらの保持機能設定は [インプレースの電子証拠開示と保持] や [訴訟ホールド] 機能にて実現しています。

 

無制限の保存スペース

ユーザー個々が利用できる基本領域としてプライマリーメールボックスがあり容量が 50 GB になります。更にユーザーごとに追加領域としてアーカイブメールボックスを割り当てることができ、割り当てた場合は追加で 50 GB の容量が拡張領域として利用可能になります。Exchange Online プラン 2 では、この拡張領域となるアーカイブメールボックスの容量が実質無制限になるというものです。

 

ホスト型ボイスメール

電話機能とメールボックスを統合することによって一元管理できるような機能です。正直、自分もあまり詳しくないので解説できないのですが…例えばデスクの個人電話の留守電なんかがボイスメールとしてメールボックスに配信されたり、不在着信がメールで配信されたりといった機能があります。自分の記憶が正しければ、Exchange Online だけで純粋に実現できる機能ではなく、施設の PBX 設定も絡んでくるはずなので敷居が高い機能だとは思います。

 

データ損失防止 (DLP)

メール本文にパスポートや、、口座番号、クレジットカードの番号など、ある一定の法則に基づいた数字の羅列とか含まれている場合に警告だしたり、送信を禁止したりする機能です。幾つかテンプレートが準備されているので簡単に導入できますが、企業独自の情報を保護したい場合はカスタマイズが必要になるので簡単に導入っていうわけにはいかなそうです。また、基本的にワールドワイドにリリースされている製品のため、日本対応というところでちょっと遅れているような気がします。(2016 年 7 月現在マイナンバーなし)

どうでしょう?魅力的な機能はありましたでしょうか?
企業ニーズという点ではインプレースホールドは欠かせない機能に見えます。また、メールの送受信が異常に多い職種においても無制限の保存スペースは魅力ですね。一方、個人、少人数で利用する場合はこれらの機能が必要そうなシーンは少なそうです。こういった背景からも大企業向けの Office 365 Enterprise E3 と Office 365 Enterprise E5 のみが Exchange Online プラン 2 を含む構成になっているように見えます。

 

 

まとめ

  • Exchange Online プラン 2 はExchange Online プラン 1 の全ての機能を利用できます。
  • Exchange Online プラン 2 のみで利用可能な機能は『アイテムの無期限保持機能』、『無制限の保存領域』、『電話機能とメールボックスの統合機能』、『DLP機能』のみ。
  • 4 つの機能の利用可否を除けば Exchange Online プラン 1 とExchange Online プラン 2 で利用可能な機能、各種制限は全て一緒。

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