メールボックス

受信トレイとして表示されてほしいフォルダーが英語で Inbox として表示されている理由

2018/01/31

メールボックスのフォルダーの表示言語が決定される動作について

Office 365 を利用していると、日本人的には [受信トレイ] として表示されてほしいフォルダーが [Inbox] のように英語で表示されていることがありませんか?
これを希望する言語に変更する方法は、たくさん参考情報があるので詳細は割愛しますが、以下いずれかの方法で変更可能です。

・Set-MailboxRegionalConfiguration -Ideneity <言語を変更したいユーザー> -Language <変更したい言語のロケール ID (日本語なら ja-jp)> -LocalizeDefaultFolderName のコマンドを実行する。

または

・Outlook on the web にアクセスし、オプションから [全般] - [地域とタイムゾーン] で、[言語] から表示したい言語を選択した上で、[指定した言語に一致するように既定のフォルダーの名前を変更する] を有効にし、保存する。

さて、このフォルダーの表示言語ですが、Office 365 で Exchange Online を利用している際に、[受信トレイ] が [Inbox] になってしまうパターンとして多いのは、Outlook クライアントからの利用をメインにしているユーザーや、企業に多いと考えられます。

なぜか?

これは、メールボックスの既定のフォルダーを決定する動作に起因しています。今回はこのフォルダーを表示するための言語を決定する動作について確認した結果についてまとめてみました。

最初に結論ですが、『メールボックスの既定のフォルダー (受信トレイや送信済みアイテムなど既定で準備されているフォルダー) の言語は、メールボックスへの初回ログイン時に決定される動作になっているため、初回ログイン時の影響を受けるようです。』

初回ログイン時の Outlook クライアントが英語の場合は、Inbox になり、日本語の場合は受信トレイになります。もちろん中国語なら中国語、韓国語なら韓国語です。

この初回ログオンは、Outlook クライアントから MAPI 接続をする、または Outlook on the web から開くといった操作が該当しますが、Outlook on the web から初回ログオンを実施した場合、初回に必ず言語とタイムゾーンの設定をユーザーに求める動作となり、このタイミングで言語も設定される動作となるため、原則として意図しない言語に設定されることはなさそうです。

一方、Outlook クライアントから MAPI 接続する場合、ユーザーがメールボックスの言語を決定する機会は与えられないため、初回ログオンが Outlook クライアントからの場合、状況によって (英語版 Outlook クライアントで初回ログオンするなど) 既定のフォルダーは英語表記の [Inbox] になります。このため、冒頭のとおり Outlook クライアントの利用をメインにしている場合は既定のフォルダーの言語が英語になる動作が他クライアントと比較して、より発生しやすいことが考えられます。

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