メールボックス

代理送信と所有者として送信と所有者権限および代理人アクセス

他メールボックスを差出人として送信をしたり、他のメールボックスを開く機能が提供されていますが、似て非なる機能が幾つか提供されていますよね。

驚いたことに、結構 Exchange 歴が長い人でもこのあたりごちゃごちゃになって区別できていなかったり、機能自体を勘違いしている人が多いことを最近知りました。

と、いうことで 1 回整理してみましょう。もう 2 度と忘れたり勘違いしないために。

  • 代理人として送信機能
    他の人のメールボックスを差出人として送信することができますが、差出人のところに代理で送信している旨が表示される送信方法です。具体的には『〇〇〇〇が次の人の代理で送信しました:△△△△』という文言が差出人として表示されます。Exchange Online で代理人として送信機能を設定するコマンドは以下になります。

    Set-Mailbox -Identity <差出人名を貸してあげる人> -GrantSendOnBehalfTo <代理送信を行う人>

    赤文字で指定する人が上記具体例の△△に該当する人です。青文字で指定する人が上記具体例の〇〇に該当する人になります。

  • 所有者として送信機能
    他の人のメールボックスを差出人として送信することができますが、完全に他の人になりきることができます。受信者側で表示される差出人は他のメールボックスの表示名となります。先日、こちらのトピックで紹介した機能になります。Exchange Online で所有者として送信機能を設定するコマンドは以下になります。

    Add-RecipientPermission -Identity <差出人名を貸してあげる人> -Trustee <代理送信を行う人> -AccessRights SendAs

    青文字で指定人が送信を行うときに、赤文字で指定した人を差出人として、送信することとが行えるようになります。

  • 代理人アクセス
    これは Exchange や Exchange Online と Outlook の環境下で利用できる Outlook の機能となります。よって、Exchange 側で管理者がこの機能を設定することができません。PowerShell でも設定を行うことができないようです。いろいろ確認してみたところ、検証結果からの見解ではありますが、単純に一か所のパラメーターのみを変更して実現するものではなく、複数のパラメーターが変更されるようです。よって、Outlook クライアントを利用するユーザー自身で設定を行う必要があります。
    実際、動きを見てみると、受信トレイを開けたり、会議出席依頼のコピーを受信、返信できたり、代理人として送信が行えたり、設定次第でいろんなことができる機能なので、特殊な設定であることは間違いなさそうです。
  • 所有者権限
    これは他のメールボックスを開く機能であり、よくいわれるフルアクセス権限のことです。今回ここでお伝えしたいのは、フルアクセス権限を用いて他のメールボックスを開くことができても、受信したメールを閲覧できても、開いたメールボックスから送信を行うことはできないということ。ここ、勘違いしている人多いです。フルアクセスだからなんでもできると思っているようですが、できないのです。他のメールボックスから送信を行う場合は、送信のための権限が必要であることをお忘れなく。

わたくしも、フルアクセスがあれば送信もできると思っていた人間の一人なんですけどね。。どうでしょう?少しは頭の中整理できましたでしょうか。

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